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論文

First-principles study of Ca-Fe-Pt-As-type iron-based superconductors

中村 博樹; 町田 昌彦

Physica C, 484, p.39 - 42, 2013/01

 被引用回数:10 パーセンタイル:43.41(Physics, Applied)

最近、発見されたCa-Fe-Pt-Asからなる超伝導体は30K以上の高い転移温度を示している。しかし、この物質の詳しい電子状態や格子振動については、いまだよくわかっていない。本発表ではこの物質に対する、第一原理計算による電子状態等の詳細な調査を報告する。結果としては、Ptの電子の影響が見られるものの、Feの電子状態や格子振動は他の鉄系超伝導体と変わらないものであることがわかった。このことから、この物質も他の鉄系超伝導と同じ超伝導発現機構を持っていることが推測できる。この得られた知見は、鉄系超伝導体の超伝導発現機構の解明に一つのヒントを与える一方、本研究のような高精度な電子状態予測研究は、広く原子力分野の機能材料研究に貢献することができる。

論文

Orbital ordering and charge profile deformation in iron-based superconductors

町田 昌彦; 中村 博樹

Physica C, 484, p.43 - 45, 2013/01

 被引用回数:1 パーセンタイル:4.97(Physics, Applied)

現在、エネルギー機能材料として超伝導体が注目されているが、本講演では、2008年に発見された新しい高温超伝導体である鉄系超伝導体の母物質の基底状態について、第一原理計算を行った結果について報告する。鉄系超伝導体では、母物質の磁性を計算により、十分に再現できないことが問題となってきたが、本研究の成果として、この再現が可能となったこと、そして、その可能となった状態をより詳細に調べた結果、鉄の持つ軌道が秩序化すること、そして、電荷プロファイルが大きな4重局モーメントを持つことなどが判明し、これまで、実験において謎とされたきた事実さえも、説明できることがわかってきた。講演では、これらの結果を発表すると同時に、この結果から考えられる超伝導機構について議論したい。なお、本研究はCREST(科学技術振興機構)受託研究の枠組みの下、超伝導機構解明のための成果であるが、広く原子力構造材料、特に鉄の持つ磁性を基礎とした材料物性の理解を深化させる知見とも位置づけられる。

論文

Effects of irradiation-particle energy on critical current density in Co-doped BaFe$$_{2}$$As$$_{2}$$

田縁 俊光*; 柳生田 英徳*; 仲島 康行*; 為ヶ井 強*; 岡安 悟; 北村 尚*; 村上 健*; Laviano, F.*; Ghigo, G.*

Physica C, 484, p.62 - 65, 2013/01

 被引用回数:8 パーセンタイル:37.16(Physics, Applied)

CoドープしたBaFe$$_{2}$$As$$_{2}$$にXeおよびAu照射を行った場合の超伝導特性へのイオンエネルギー依存性について報告する。照射によって起こる超伝導転移温度の低下は欠陥構造や試料の厚さなどと関連していることがわかった。重イオン照射は臨界電流密度$$J$$$$_{rm c}$$の増大とヒステリシスループでの小さなディップ構造を引き起こす。また未照射試料に見られたヒステリシスループのフィッシュテール効果は少ない照射量で完全に消失する。臨界電流密度$$J$$$$_{rm c}$$の増大は欠陥構造に大きく依存する。低エネルギーで導入されたスプレー状の円柱状欠陥は磁束量子のエンタングルメントを引き起こして臨界電流密度$$J$$$$_{rm c}$$が大きく上昇する。

論文

Spectral-density polynomial expansion for two-particle Green's function in BdG framework

永井 佑紀; 太田 幸宏*; 町田 昌彦

Physics Procedia, 27, p.72 - 75, 2012/00

 被引用回数:4 パーセンタイル:80.16(Physics, Applied)

銅酸化物高温超伝導体に代表される非従来型超伝導体は、原子力分野をはじめとして、さまざまな産業への応用も期待され世界中で盛んに研究されている。この超伝導体の超伝導発現機構を解明するためには、光学伝導度や核磁気緩和率などの各種実験手法の結果の解析が必須である。本発表では、上記課題に対し、並列性の高い手法である多項式展開ソルバを用いた光学伝導度や核磁気緩和率の計算手法を開発したことを報告する。なお、上記課題の解決にあたっては、われわれの開発した超大規模並列計算可能な手法を拡張し、その基礎理論を定式化することに成功した。これらの結果は、超伝導発現機構解明手法の理論的提案のみならず、実空間第一原理計算等の広大な系を扱える手法の一つとしても有用であり、さまざまな系に適用可能であり、広く原子力分野の材料開発のためのシミュレーション基盤開発にも資する成果である。

論文

Direct numerical simulation for non-equilibrium transport phenomena in superconducting detectors

太田 幸宏*; 小林 恵太; 町田 昌彦; 小山 富男*; Nori, F.*

Physics Procedia, 27, p.352 - 355, 2012/00

 被引用回数:3 パーセンタイル:73.67(Physics, Applied)

相転移点近傍にある超伝導体は、微量な熱量を受け取ることにより超伝導状態から通常の伝道体状態への相転移を引き起こす。この性質を利用することにより、中性子,単一光子,分子などに対し精度の高い検出が可能となる。これは中性子などの検出対象が検出器に衝突したときに生じる熱が超伝導体中を流れる電流の変化として現れるためである。この現象は超伝導体の相転移現象,電磁気,熱拡散などを含む非常に複雑な非平衡現象であるが、今回、われわれは超伝導現象を記述するランダウ・ギンツブルグ方程式、マクスウェル方程式,熱伝導方程式を連立させ、超伝導検出器に対する大規模数値シミュレーションを行った。結果として、超伝導体表面に検出対象が衝突することによる超伝導体内の電流変化などを再現することに成功した。今回の計算手法は超伝導検出器の詳細なメカニズム解明,精度向上などに役立つことが期待される。

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